スーパーフードの実食・オススメレビューの特集!

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玄米の驚きの効果とは?おいしい焚き方とは?

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日本人には馴染みのある玄米ですが、玄米の驚きの効果がわかってきています。

ただ玄米の炊き方を注意しないとせっかくの効果がマイナスになってしまうそうです。

玄米の効果とおいしく、効果的に玄米の力をいただく焚き方について調査してみました。

早速、みていきましょう。

 玄米の驚きの効果とは?

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そもそも玄米とは、まだ良く精米されて白米になる前の籾殻をとった段階のものですね。

この玄米を精米することででてくるのが米ぬかです。

米ぬかは、ぬか漬けにつかわれたり、肥料としてもとてもいいものです。その理由は、米ぬかには、お米の栄養素がたっぷりつまっているからですね。

であれば、玄米のまま食べたほうが、白米よりも栄養が豊富ですからいいです。

精米技術が発達する前は、日本人はほとんど玄米食だったと思われます。

玄米と白米の栄養成分の違いを見てみましょう。

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引用:https://www.genmaikoso.co.jp/eat/

すべての栄養素において玄米が白米よりも勝っていますね。成分で特徴的なのものは、不溶性食物繊維(セルローズ)とマグネシウム、カルシウム、鉄などのミネラルやビタミンが豊富ですね。

栄養素としては、野菜不足を補えるぐらい含まれています。

また、不溶性食物繊維は、腸内の掃除をしてくれてデトックス効果も期待できます。便秘などの改善効果もあります。

ただ注意が必要な成分も含まれています。

玄米で注意が必要な成分とは?

玄米には、アブシジン酸という発芽抑制物質が含まれています。アブシジン酸は、植物ホルモンの一種で、むやみに発芽しないように制御する働きがあります。

ほとんどの種子植物には、同じような発芽抑制物質を持っていて、発芽条件が整わない限り発芽しない仕組みをもっています。

発芽条件が整うとアブシジン酸はなくなり、発芽が促進されます。

植物は、凄いですね。

ただし、このアブシジン酸を人間がとってしまうと細胞内のミトコンドリアに対して毒性を持つことになります。ミトコンドリアは、体温維持などエネルギー代謝にとって重要な役割を担っているので、低体温、不妊、免疫力低下、アレルギー、癌などいろいろな病気にかかりやすくなるという悪影響がでてくる可能性があります。

どうやって玄米を食べるのがいいのか?

 玄米を一度発芽状態にしてあげれば、アブシジン酸はなくなりますので、玄米を水に浸して、発芽モードにしましょう。

水に浸しておく時間は、季節によってかわりますが夏場なら12h以上、冬場なら1日以上浸けておくほうがいいでしょう。

夏場であれば、1回は水を変えたほうが、いいでしょう。

雑菌の繁殖が抑えられます。

また、ぬるま湯につけておけば通常の浸水時間の約半分の時間でOKです。

他の方法としては、乾煎りすることです。フライパンで約10分ほど煎ります。玄米のいろが茶色に変化してきたらOKです。

 玄米の選び方① 生きている玄米を選ぼう!

玄米ならなんでいいのかというとそうではありません。実は市販の玄米には浸水しても発芽しなものが多いので注意が必要です。

なぜ発芽しない、いわば死んでいる玄米があるのかというと、早く乾燥させて出荷するためにもみを乾燥させる際、乾燥機で高温にさらして加熱乾燥させていることが原因と考えられています。

このようなすでに死んでいる玄米は、浸水させても発芽モードにならないためアブシジン酸が残ったまま状態である可能性が高いです。

ですので「生きている玄米」と言われる天日干しされた玄米を選ぶようにしましょう。

天日干しされた玄米は、浸水させると本当に発芽してきます。

玄米の選び方② 無農薬、低・減農薬で栽培された玄米を選ぼう!

精米されて糠がとられた白米は、残留農薬についてはほとんど心配がないとおもわれますが、玄米の場合はまだ糠部分がありどうしても残留農薬については、不安がのこります。

農薬は、外皮に近い部分に残留しやすいので籾殻をとっただけの玄米は心配ですね。

より安全なお米は、無農薬栽培のものです。

日本人の主食であるお米だからこそ安全で安心できるものを毎日食べたいですね。

おいしく、簡単な玄米の炊き方!

昔から秋田地方に伝わる玄米の炊き方で「びっくり炊き」というものがあります。

びっくり炊きの紹介動画あるので見てみましょう。

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 「びっくり炊き」の名前の由来は、そうめんなどを茹でる際に途中で差水をしますが、それを「びっくり水」と言ったりしますが、そこからきているようです。

「びっくり炊き」も沸騰したら、差水をして炊き上げます。

水の量は、玄米の量に対して1.2倍ぐらいです。差水の時も同量を加えます。

古い玄米の場合は、水を少し多めにして炊くとよいです。

通常よく言われる炊き方に圧力鍋を使うとありますが、びっくり炊きであれば手間なく炊くことが可能です。

最近は、さらに便利な玄米炊き用の炊飯器も販売されています。玄米の発芽から炊飯まで自動でやってくれるスグレモノです。

「なでしこ健康生活」という炊飯器です。

 この炊飯器は、高級炊飯器の部類ですが、玄米の発芽工程も2時間ほどでやってくれるので、玄米を洗ってセットしておくだけでおいしい玄米が炊けるので忙しい人には助かりますね。

まとめ

  • 玄米は、食物繊維、ビタミン、ミネラルを白米以上に含んでいてスーパーフード
  • 食べ方の注意は、事前によく浸水させておく
  • 玄米の選び方は、無農薬、低農薬で栽培され、天日干しされた生きた玄米を選ぶ
  • 玄米のおいしい炊き方は、「びっくり炊き」か玄米も炊ける炊飯器を選ぶ

安全、安心な玄米を選んで、美味しく炊いて日々の食事に取り入れていきましょう。