干し柿の栄養効果・効能は?自家製干し柿の簡単な作り方とは?
ご近所から渋柿を約50個ほどいただいたので、子どもたちと一緒に干し柿にしてみることにしました。
作ってみると意外と簡単だったので、作り方のメモとして紹介します。
干し柿は、昔からある保存食ですがどんな栄養効果や効能があるのか知らなかったのでついでに調べてみました。
早速行ってみましょう!
干し柿の栄養効果・効能は?
干し柿の栄養成分のほとんどは、炭水化物です。干し柿1個(37g)あたりの栄養素は、以下のとおりです。
- エネルギー 102cal
- 炭水化物 26.38g
- 脂質 0.63g
- タンパク質 0.56g
おやつタイムに食べるなら1個か2個程度で十分なエネルギー補給になりますね。ついつい食べ過ぎると危険ですね。炭水化物は体内で糖分になるので注意したほうがいいでしょう。
ビタミン・ミネラルは?
干し柿1個(37g)あたりのビタミン・ミネラルで多いものは、以下のとおりです。
効果・効能は?
干し柿のビタミン・ミネラルの中ではカリウムとマンガンの多さが目立ちますね。
カリウムは、身体の中の塩分を排出してくれる働きがあるので血圧を下げる効果とむくみ解消にはとてもよい成分です。
マンガンは、人間の組織には必須のミネラルで抗酸化物質でもあります。マンガンが不足すると骨格異常、骨粗鬆症、発育不良、肌荒れ、高血糖、脂質代謝の低下、生殖能力の低下などに繋がります。
あと干し柿にはβカロチンも甘柿よりも豊富です。βカロチンは、身体の酸化を抑える抗酸化物質としても知られていますし、体内でビタミンAに変換されます。
老化防止(アンチエイジング)や免疫機能の維持・回復などに効果を発揮してくれます。
昔から干し柿は、風邪の予防によいと言われていることも納得ですね。
自家製干し柿の簡単な作り方とは?
いただいた渋柿は、干し柿にしやすいように枝をT字に残してくれてあります。
これがないとうまく紐で吊せないので意外に重要です。干し柿用として売られている柿はそのあたりはちゃんと配慮して売られているので問題はないです。
さて、作り方です。
- ヘタ切り ハサミで余分なガクの部分を取り除きます。
- 皮むき ピーラーが便利です。
- 紐(ビニール紐などでOK)で結わえていきます。※1mぐらいの紐に10cm間隔ぐらいで10個ぐらい結わえていく。吊るす場所にもよるので紐の長さや個数は適宜でOK
- 沸騰しているお湯に1本づつつける。つける時間は5秒ほど(殺菌、干しているときにカビが生えにくくなる)
- 雨のかからない軒下など風通しのいいところへ吊るす
T字状の枝の付け根で縛る。縛り方は団子結びでOK
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5秒間ほど柿全体がお湯につかるようする。お湯につけた後は、すぐに干しましょう。
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我が家の場合は軒下の物干しざおにかけて干しました。S字カンなどを活用すればうまく干せると思います。
あとは、2~3週間干せば出来上がりです。
今年は、暖かい日が多く乾燥に時間がかかりました。約4週間ほどで柿の表面に白い粉(糖分)がふき、いい感じに仕上がりました。
干し柿の保存方法
枝部分を切り落として、ジップロックの保存袋に並べて密閉した状態で冷凍庫で保管がいいです。
食べる時は、食べる分を取り出してレンジで少し温めるか自然解凍でOKです。
実際は、糖度が高いのでカチカチに凍ることはないので、常温に戻せば美味しく食べることができます。