カリカリ梅の漬け方、自家製のおすすめレシピ その①
自宅の小梅が植えてから10年くらい経ち、毎年自宅で食べる分には十分な量が収穫できます。
今回は、我が家の子供達も大好きな自家製のカリカリ小梅の漬け方を紹介していきます。
カリカリ梅5kgを作る場合でのレシピを紹介していきます。
これだけの分量があると4人家族で1年分は十分にあると思います。我が家もお弁当や毎朝の食卓にカリカリ梅を食べますが、1年で少し余裕があるくらいです。
準備する材料
小梅 5kg
塩 500g(塩分濃度10%の場合)
ホワイトリカー 300cc (通常50~80cc/kgを加える)
重石 2リットルペットボトル ✕ 5本 で 10kg分
卵の殻 1パック分・12個
作り方手順
収穫した新鮮な小梅(青梅)は、洗ってから1時間ほど浸水させておきます。
その後、ザルなどにあげて水切りをします。
水切りした小梅のヘタ取りをおこないます。
ヘタとりは、結構地道な単純作業です。小さめのフォークの先端などを使ってとります。
※楊枝や竹串は、すぐに折れてしまうのであまりおすすめしません。
この時にまだ梅が濡れたり、湿っているようでしたらキッチンペーパーなどで水分をよく拭き取りましょう。
※あとあとカビの原因になりますので水分除去は重要です!
あと事前に準備するものとして、ガーゼ(サラシ)などでくるんだ卵の殻です。
この卵の殻は、殻の内側の薄い膜を取り除く必要があります。
コツとしては、卵を割るときにできるだけきれいに半分に割り、割れ口の破片から内側の薄い膜を剥がしていくと比較的きれいに大きく膜を剥がし取ることができます。
これは、少し経験が必要です。途中で膜が破けてしまったときは、指の腹でこすり取るようにすると剥がしやすいです。
ガーゼで殻をくるんだあとは、殻を少し砕いて丸くして、タコ糸でしっかりと縛ります。てるてる坊主を作る要領です。かなりしっかりと縛ってください。漬け込み最中に何度も撹拌するので、このカーゼが解けてしまうと樽の中に卵の殻が散乱してしまうので注意が必要です。
なぜ、卵の殻を入れる必要があるのか?
梅に含まれるペクチンのうまく活用するためです。卵の殻のカルシウムとペクチンがくっついてペクチン酸カルシウムに変化します。これは、梅の実を引き締めてくれる作用があります。
もし、卵の殻をいれないとペクチンは酸と反応して、梅の実を柔らかくしてしまいます。これでは、カリカリ梅にはならないので卵の殻は必要というわけです。
さて、事前準備が整えば、いよいよ漬け込みにはいります。
漬け樽(容器)の底に塩をふります。
樽底にまんべんなく塩を振ったあとに小梅をいれていきます。
塩と小梅を交互にいれていきます。
ガーゼでしっかりとくるんだ卵の殻を2層目あたりで中央部にいれます。
すべて入れ終わったら、ホワイトリカーを500cc振りかけます。
このホワイトリカーは、防カビのために入れます。
あとは、重石(水ペットボトル)を落し蓋の上に乗せて、一段落です。
重石にペットボトルを使うことで重量の調節が簡単にできます。
重石をいれたら埃よけで新聞紙や大き目のビニールで覆っておきます。
このあとは、毎日朝晩2回、樽の中の梅を撹拌します。
しばらくすると梅酢があがってきます。
落し蓋の上まで梅酢が上がってきたら、重石を軽くします。具体的には、ペットボトルを2本抜いて軽くします。
これで1週間ほど漬け込みます。
そしたら、赤シソを入れてきれいな赤色を付けていきます。
ここまでのまとめ!
- 新鮮な青梅を用意(黄色かかっているものはNG)
- 水に1時間ほど浸水させて、アク抜き
- ザルにあげて水分をとる
- ヘタとり
- 漬け込み、毎日朝晩2回撹拌
一番のポイントは、新鮮な青梅が用意できるかです。これでカリカリ度が変わってきます。黄色味がっているものでつけるとカリカリにはなりません。
つづきは、次回赤シソを入れるときからまた紹介します。
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